概要
普段のキャンプでは料理には主にCB缶のガスストーブ SOTO ST-310を使用しています。しかし、CB缶は冬場低温下で火力が弱まる性質があるので使いずらい面もあります。そこで、ガス式ではなく冬場でも使えるアルコール式のバーナーを買ってはいたのですが、あまり登場する機会がないので、ここで2台のアルコールバーナーをテストしてみたいと思います。使用するアルコールバーナーはトランギアのアルコールバーナーと、それにとってもよく似た中華製アルコールバーナーを比べてみます。
外観など
写真左が中華製アルコールバーナー、2年ほど前に購入し、10回ほど使用したものです。蓋除く本体重量60g。アマゾンで1000円ほどでした。
写真右がトランギアアルコールバーナー(TR-B25)、1年ほど前に購入し、1回程度の使用です。蓋除く本体重量67g。アウトドアショップで2500円ほどでした。
燃焼比較実験
2つのアルコールバーナーの差を見るため500mLのお湯を沸かす実験を下記条件で比較してみました。
- 使用するお鍋はスノーピーククッカーセットSCS-20の大きい方のアルミ鍋
- 五徳は中華製アルコールストーブに付属していたもの
- 水500mL
- アルコールが入っていない乾燥状態のアルコールストーブへアルコールを50ml程度投入。
- 鍋を置いてから点火
- 点火してから沸騰するまでの時間を比較。2次燃焼までの時間も含みます。
トランギア
点火してから、1分~2分ほどで2次燃焼状態となりました。
中華製アルコールストーブ
2次燃焼まで点火してから5分~6分程度要しました。それまでのあいだはポンポンという音がしており、穴から炎が出ません。
結果
結果は下表のとおりです。トランギアの勝利。中華製のアルコールストーブは2次燃焼まで時間が5分も要しました。その分、沸騰までも5分程度遅れています。アルコール燃費も2次燃焼分程度除けば同じような数字となります。
ストーブ種 | 2次燃焼までの時間[分] | 沸騰までの時間[分] | 使用アルコール量[mL] |
---|---|---|---|
トランギア | 1~2 | 16 | 28 |
中華製 | 5~6 | 21 | 32 |
燃焼状態比較
実験終了後、2つのアルコールストーブの炎の状態を撮影してみました。
右がトランギア、左が中華製。 炎自体は中華製の方が青いので良いのかもしれません。
まとめ
普段あまり使わないアルコールストーブを燃焼させてみましたが、中華製よりもトランギアの物の方が2次燃焼まで早いので、トータル時間ではトランギアの勝ちでした。
ただ、500mLのお湯沸かすのに16分も要するのか、、、という感じです。ちなみに同じ条件でダイソーの固形燃料でもやってみました。最初は勢い良い炎で湯気も出だしたのですが、最終的に総熱量が足りないせいか、沸騰には至りませんでした。
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