概要
定番中の定番かと思われますが、ドイツFEUERHAND社のオイルランタンの紹介です。おすすめのLEDランタン1,2も紹介しましたが、FEUERHAND社のランタンは本当の炎で周囲を明るくするランタンです。燃料には灯油やパラフィン系のオイルを使用します。個人的には明るさを求めるランタンではなく、雰囲気のためのランタンかなと思います。
外観
ランタン本体と梱包箱です。ランタンだけでなく、箱の方もアンティークな感じです。2年ほど前にアマゾンで2800円ほどで購入しました。
ハリケーンランタン
ハリケーンランタンとは文字通り、ハリケーンの中でも炎が消えないことに由来するようです。このように風に強い理由は本体構造にあるようで、ホヤ(ガラス部)で燃焼された空気がパイプを通ってバーナー部へ戻り燃焼を促進させるしくみになっているようです。同じ機構のランタンが他メーカーからも各種発売されていますが、総称してハリケーンランタンと言います。
詳細な説明はこちらを参照ください。
仕様
箱の記載からです。
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- 高さ10インチ(=約25.4cm)
- 幅6インチ(=約15.2cm)
- 重量=520g
- タンク容量=340mL
- 燃焼可能時間=20時間
- 燃料 パラフィンオイル または ケロシン(ほぼ灯油)
給油口から灯油投入
給油口を開けたところです。私の場合は18Lの灯油缶からポンプとろうとを使用して写真の給油口から灯油を入れましたが、とても入れにくいことに加え、液面が見えにくいので注意して入れないとこぼすこと間違いなしです。
私はコストパフォーマンス考慮して燃料には灯油のみしか使用したことがないですが、パラフィン系のオイルも多数販売されています。各々の特長として、灯油はCP良し、臭いがちょっとする。 パラフィン系オイルはその逆ということなります。
写真のように蓋には内径20.8mm 太さ2.4mmのOリングを別途ホームセンターで購入してパッキンにしています。しかし、これはあくまでも補助的なもので、灯油を入れたままの輸送では構造上漏れますので、輸送時は灯油を使い切った状態か、抜いてしまうことを推奨します。
点灯
着火する芯部の写真です。2年くらいノーメンテで使っているせいかかなりすすけています。

着火。ホヤを上げて、芯へ着火した状態です。
炎。とにかくこの炎見ていると癒されます。
燃焼時間も満タンで20時間ということで、一泊キャンプであれば満タンにしておけば大丈夫です。(輸送要注意)

照度
このランタンに照度を期待してはいけません。
ヒロシキャンプのヒロシさんの動画を見ても、これと同種のランタン使用されていますが、ソロキャンプであることと、ヘッドライト、焚き火など他の光源がないとこのランタンだけではかなり暗いと思います。
●おすすめLEDランタン1と比較
おすすめLEDランタン1は32cmの距離で370ルーメンありました。このオイルランタンでは光の照射がどちらかと言うと横方向なので炎から約32㎝のところ照度を測定すると18ルーメン程度しかありませんでした。逆に370ルーメンになる距離はホヤに直接照度計をあてるまで寄らないとダメでした。
ホヤのお掃除
写真のように、本体上部を持ち上げると、ホヤ部を傾けることができるので、傾けて、上からホヤを取り出すことができます。ホヤはどうしてもすすけてくるので取り出して掃除することができます。
まとめ
このランタンは実用性を重視したものではなく、あくまでも炎のゆらぎを楽しみ、キャンプの雰囲気を盛り上げてくれるものだと思います。決して誰にでもおすすめできるランタンではないですが、私は荷物を減らすときでもこのランタンだけはかさばっても欠かせないお気に入りです。
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